僕がここに至るキーワード(やくおを構成する成分の紹介)

こんばんは。yak_osです。
ゆきさん発案のおもしれえ企画(VRChatラバースーツ集会 Advent Calendar 2024)が始まったので、じゃあなんかやるか!と思いはしたものの、うまく書けるのかと自分で自信がないわけです。
僕と付き合いの長い人たちには、「こいつは日本語によく似た謎の言葉を喋る」と言われる始末ですからね。
開き直って景気よく目が滑る文章をお届けしちゃおっか!あ、ほらラバースーツもつるつるだし!(最悪)

簡単な自己紹介

yak_osこと、やくおです。端的にいうと、Twitterでコテハン14年目のアクティブユーザです。(ヤバいやつなんだろうけど伝わらない)
本来の専門分野は、情報工学です。要はコンピュータそのものに詳しい。その中でも特に、電子計算機の基礎ソフトウェア、ディスク装置周りが専門分野です。
また、ラバースーツ好き属性以外にも、なんだかんだいろんなことに手を出していて、過去の活動としては、、、
・数万人の前でマーチングドラムの演奏をやったり
・ボカロ黎明期のニコ動で数万再生程度の楽曲を作りカラオケに収録されたり
・その筋では有名な作家さんがその曲を好いてくれて、モチーフに数ページのマンガを描いてくださったり(ファンメイドのアンソロ本に収録された)
・その曲を絶賛してくれたリスナーの一人が着ぐるみ界隈の沼の主だったり
。で、元々興味があった着ぐるみ沼の底に喜んで引きずり込まれ完全に溶かされて常識を改変され(語彙事案)
・沼の主に手伝ってもらって半自作で大好きなキャラクターの着ぐるみを作り、それを見ず知らずの人に絶賛されてしまったり
・某艦隊あつめ(ねこではない)のキャラクターをお迎えしたら、どうもこれ影響で着ぐるみ始めました!って方が少なからずいらっしゃるらしいとか
・BEMANIの音楽が好きすぎて、大音量でクラブで流して騒ぐイベントを地元で企画したら、どうも「地方型音ゲークラブイベント」という形で(有形無形に)リファレンス化して全国に波及してったっぽい(諸説あるが先駆けであることは確か)
・あと既婚(13年目)で子持ち(子供が2人いる)、家業で米作りをしていたり
まあ、おおよそ普通の人が普通にしていたら経験しないであろう、簡単に手に入れてしまってはいけない快楽経験を結構やらかしていたりします。

何を書くのか?

 正直、私情を切り売りするぐらいしかないんだが?
「いいか、未来ある君たちはこんなところに来てはいけないぞ。」という話ならできそう(なんでそうなる)、とはいえ、エピソードを順番に書いていくと話があっちこっちに飛んだ挙句、超大作になってしまう。
 なので、僕がラバースーツを好きになってここに至るまでに絡んできたキーワードについて触れ、それについて語る、みたいな形ならある程度の読み物になるかなーと思っています。それでも十分長いし目が滑ることに変わりはなさそう。
 こいつはひでえや。

最初にいた場所

【キーワード:男子の好きなものとしてのPC】
 振り返ったとき、僕が最初にいた場所は、電気で動く機械が好き、という場所です。
 ボタンを押すと何か動作する、ということが面白いと感じたところを原点として、家電の修理で基板や回路がむき出しになっているそれに強い興味を抱いていました。
 そんな中で、パソコン(以後宗教的な理由?でPCと書きます)というやたらとボタンがたくさんくっついてる機械が家にやってきます。それはもう興味が湧いて仕方がないわけで。
 小学校低学年の時に偶然見たローマ字の五十音表を見て、「これを知っていれば外国人と話ができる!」と勘違いして即覚えたクソガキやくおが、その知識を使うとボタンがたくさんついたあの機械を操作できるようになる、と知るのに時間はかかりませんでした。
 時期をほぼ同じく小4でアマチュア無線の資格取得(→電気回路に対する基礎知識の総合力)や小3でプログラミングに触れていました。
 つまるところ「男子ってこういうのが好きなんでしょう?」に対して、普通の男子なら、「車とか電車とかガンダムとか特撮ヒーローとかプレイステーション」であるところに、僕は「アマチュア無線とPC」がボコっと入ってる。ミニ四駆とかハイパーヨーヨーはずいぶん遊んだとはいえ初手から大上段がガンギマリ。
 (BrainをFしてる的な意味で)ヤってんなオイ。

コレクターユイ

【キーワード:SF的なものに対する嗜好、かっこよくて可愛いものが好き】
 前節から少し時間が経過し、思春期のやくお少年はコレクターユイというアニメに出会います。
 この作品、1999年にNHK教育で放送開始されたものですが、作品の題材として先進性が高く、四半世紀経った今だからこそ、そしてVR世界に住む人にこそ、見てほしいアニメであると僕は思っています。
 この作品には、コンピュータ上の仮想空間に意識ごとフルダイブして利用する、という究極進化型VRが出てきます。PCを文字通り人間の手足の如く便利な道具として利用できるようになっている点や、当時はまだ絵空事でしかなかった対話型AIの究極進化ともいえる、感情を持つソフトウェアや、便利な使い方に対する示唆が登場します。
 一部、もう現実になったものが四半世紀前のアニメに登場している点も、放言やデタラメではない、良く考えて作られていることを示唆しているでしょう。
 コレクターユイに登場するSFな道具や概念は、僕が目指したい未来に存在すべきものであると思ったことで、まず僕がコンピュータのエンジニアを目指そうと思う原動力になっていきましたし、抱く未来のビジョンについても大きな影響を受けていきました。
 そして、この作品の中でも一つ大きなものに出会います。コレクターユイの第2期に登場する、コレクターアイというキャラクターにあこがれを抱きます。
 一言で言えばクールビューティ、物静かだがやるときは誰よりもやる。そんな「かっこよくてかわいい」というのが僕の望むものだ。その思いは今もずっと自分の下地にあります。

--- 注意:以下、本筋からあさって方向に長いので暇な人向けです
 また、この作品の中で、VRCでは日常的に観測できるあの現象を予言しています。そう、サキュバス化です。
 「は?」と思うかもしれませんが僕は本気で言ってる。コレクターユイでは、NHKという公共放送で許されるギリギリの表現がバンバン出てきます。(※1)
 一方のVRCの中では、誰もそのようにしろと言ったわけではないのに、わがままボデーで惜しむことなく肌色マシマシ改変で日常を過ごすプレイヤーが多いわけで。
 VR空間では、相互に致命的な危害を加えることができないため、現実と比較して非常に堅固に安全な平和空間であり、これを支点として、肌色を露出することは自然なことであり、ただの自己主張にすぎない(※2)という状況に至っているからでしょう、と考えています。
 これを裏付ける言説として、「少女の裸は平和の象徴である」と、東京三宅坂にある「平和の群像」という3体の女性裸体像の設置に尽力した人物(原典を見つけられず、どなたの言葉だったか定かではありませんが、、)の言葉を紹介しておきます。  VR民にぜひコレクターユイを見てほしいと思うのは、この現象を四半世紀も前に言及している点あまりにパンチがあるからですね。
 コレクターユイの製作サイドがこれを意識してやってたとしたら、これ以上ないぐらいちゃんと教育してることになる、、、すさまじい。

--- あさっての脚注:
※1:主人公の学校の制服がマイクロミニ丈のプリーツスカートだったり、変身衣装がに至っては、股下0cmで大きく広がったスカートのデザインという。意図的に描いてないだけで実際に同じことをやったらぱんつと尻丸出しだろ、というキャラデザに始まり、変身バンクでオーガズムしてるのを金曜夕方に公共放送で流すもんで家族と見れないだのお茶の間が凍るだの当時結構いろいろ言われてたらしい、実際そうだったんだよな弊宅でも。などと思っていたら、先日開催された25周年記念トークイベントでは、「元々変身バンクはNHKサイド公認で肌色だったが、作った後NGが出て仕方なく光エフェクトで裸体を隠すような映像になった」とか聞いてさすがに仰天した。制作サイドがガンギマリよ。セーラームーンでも伝え聞く話だけど、お世話になった(隠語)男子は多かったでしょう。僕もだよまったく。最高か?これを多感な思春期にやらかしてるやくおは「僕この作品に出合って幸せです」と常識改変ガンギマリ顔で今キーボードをしばくことしかできないわけですよ。終わってんなオイ
※2:若い女性は肌を出してなんぼでしょ、という言動に対する理解の正しい形を示唆している。また、「景気が良くなると女性のスカートが短くなる」という言説についても、世間全体の平均的な心理的安全性が、金銭的余裕により高いレベルに押し上げられるあることがその理由である、とするならば理解可能なのだ

元々のお性癖

【キーワード:女性装もいいな、あとなんかぴっちりもいい、着ぐるみ?!】
 高専の同級に悪い奴がいてなあ。学祭でメイド服を持ち出してキャッキャしてんの、面白そうだなあと思ったのが運の尽き。というかコレクターアイの衣装ってメイド服が元になってるのか。知らなかったぞ… というのが最初。
 確かゴスロリとかも流行し始めた頃の話なので、ちょっと過剰なぐらいのアレソレがかわいい、というところに価値観が固まっていくような。
 とはいえオッサンであることがこの身体の事実であり、まあ、お祭り騒ぎするときに楽しかったらいいよね、みたいな温度感に落ち着いていきました。
 あと、全身タイツとの出会い。黒くてぴっちりしたのを着て顔まで覆って正体不明になってる写真をどこかで見つけてしまい、ひどく興奮したのを覚えているけど、どこからこれに行き当たったのか、、覚えてない。
 ラバースーツとの出会いについては、全身タイツに出会った頃とほぼ同時期だったかと。
 なんかもっとすごいらしいぞと知りつつ、手に入れようと気が狂う(金銭的な意味でもね)のは、仕事をするようになってからなので割と最近だったと思います。
 そして全身タイツまでくると、着ぐるみはお隣さん界隈になるわけで、着ぐるみというものを知ったのは確かmixiだったと思う。アニメ顔だー、すごい世界があるな…という出会いだった記憶。そこから着ぐるみ面を入手するまでは1年かかったかどうかぐらいのはず、、行動力が高すぎた。
 とはいえ着ぐるみ面についても、これで出歩いたら職質不可避であり、まあお祭り騒ぎするときにあるいはと思いながら、外に出す機会は一度もなく、最初に手に入れた着ぐるみ面は、仕事や日常の忙しさに埋もれていくこととなりました。
 また、あまり多くの機会はありませんでしたが、コスプレ衣装は作るものだ、という意識をもって、自分で縫ったこともあり。
 …そういえば、現在はぱるふぇの店長をされているらいむさんをWebで知って、「コスプレって女装が普通なんだ!」というぶっ壊れ認識をしてしまい(うわあ)、初めてのコスプレ&作ったコスプレ衣装はテイルズオブシンフォニアのリフィル先生だったんですよ僕。
 この辺の経験が、リアンだったりマルクトだったり、ゴム衣装を作る方につながっています。

音楽とDTMとボーカロイド

 【キーワード:公表することってすごい】
 マーチングバンドに所属していたということは自己紹介の中で軽く触れましたが、僕が音楽を学んだ場面はこれと音楽の授業、あと合唱部に2年ぐらい参加していた程度でした。
 あとは、「MIDIってやつがPCにあるからシーケンサーソフトを使って音楽を演奏できるらしい」と知ったことでやくお少年は作曲に興味を持ちます。
 「五線譜に音符を置く、音が鳴る、同時に鳴らすと和音になり、表情がある。和音を変化させていくともうそこは音楽だ。」と、シンプルに楽しかったことを記憶しています。このころ、作ったものはmuzieというDTM音楽が集まるサイトにアップロードだけして、人とのつながりを求めるような行動はしていませんでした
 そして時は流れ2008年に初音ミクが登場し、DTM界隈の状況は一変、作ってアップロードするだけで注目される環境になっていきました。
 自分もその流れに逆らわず、鏡音リンレンで拙作「きみのとびら」「Smile && you」を発表しました。
 その結果、自分の楽曲を一次創作として、二次創作マンガを描いていただくという「まじかよ」が発生します。
 コミケ頒布だったので、現地まで行きましたよ。試し読みさせていただいたときに、初恋相手に告白するときのような、激しい動機と頭に血が上る感覚がしたあたりまでは記憶繋がってるけどたぶんあれイってた。(おい)
 保存用観賞用布教用、友達に頼まれた分の合計5冊を購入し、サークルの人に驚かれましたよね。
 同様にして、「ファンメイドの着ぐるみショーで&&を使いたいので許可ください!」とメールが飛んできました。差出人を検索すると、あらまあ着ぐるみ作っておられる。しかもこのサイト見たことがある…??!?! 二回目の「まじかよ」でした。これが僕の着ぐるみの師匠との出会い。
 あとはもう「すみません存じておりました、ぜひ使ってやってください、もしよければこちらからお話を伺ってもよろしいでしょうか???」 これである。しかたないね。
 初音ミクのような歌うシンセサイザーの登場による影響力は、一般には米津玄師やYOASOBIのような旧来にない自出のアーティストの出現について言及されることが多いわけですが、僕が受けた影響はコレでした。まあ、、、普通に生きてたら起きえないよね。

着ぐるみ沼に沈む

【キーワード:かわいいは暴力だ】
 衝撃的な師匠との出会いから、着ぐるみを作ることに意識が向くようになります。
 まず、制作期間半年でマルクトを仕上げます。お面は肌色素体、衣装は独学完全自作でした。
 このマルクトちゃん初おひろめ(なんなら着ぐるみで公に踏み出す最初の一歩)のいきさつは、当時の日記に詳細を譲るとして。
 その時に発生した、「カガチの子だー!かわいい!」のたった一言で、また初恋相手に告白するときの感覚を体験しており。。あの、僕別に公衆でイくのが趣味ではないんですよ、、、しかも今度はお面の下で隠れた状態だから、、あとから思えばまあまあ薄い本展開よねコレ。。
 最初のところで、一般の人が簡単に手に入れてしまってはいけない快楽って打ち消し線入れて書いたけど(※3)、こんなこと経験してたらいやでも変身願望が芽生えるし、そこから逃げられないよ。うん。。
--- 注釈:
 ※3:作曲は楽しいとはいえ難産型で、毎回思ったように作れなくて嫌になってたし、マルクトについても先に掲載した当時の日記に書いてある通り本当に大変だったから、自分の所業の先にある100点を超えて想像もしなかった結果が得られたという経験によって、僕は、その昔野球のイチロー選手が「ほぼイきかけました」(放送コードに引っかかったとかでネット上で盛り上がった)と発言した彼の真意を文字通り理解できるわけです。だから、一般の人が簡単に手に入れてしまってはいけない快楽というのは行ってしまえば性行為に比肩するものだったし、文字通りの意味なのです

ゴム衣装との出会い

【キーワード:SF的であり、かわいくてかっこいい、ラバースーツが答えなんじゃね?】
 初めて買ったラバースーツは確かヤフオクだったと思う。ちょっとのことで小さくて着ているとつらかったので、自分より背が低くて痩身の着ぐるみ勢に譲った
 Catfishでフルオーダーのスーツを注文してからは、「あとは流れでお願いします」という感じだったような。あんまり考えて何かをした覚えがないぞ??(あざやかにセルフ沼落ちがキマってますね!)
 とはいえ。ラバースーツってつやつやぴっちりでえっちよね、については僕もそう思うし、出会ったころからつい最近までは、ゴムの服はえっちだ、で足踏みはしていたものの。「ラバースーツはプレイ専用スーツか?」というと、僕はえっちな気持ちになりたいからラバースーツに惹かれたのではないので、これは否定の立場だと考えなおし、あらためて考えた結果、SF的でかっこいいこと、変身願望をかなえられるから好きなのであって、本来そちらが先に立つべきだと考えています。(※4)
 SF作品や近未来を語る際の登場人物は、ぴっちりスーツですよね。言われたわけでもないのに共通文脈みたいになってる理由を僕は知らないですが、布以外でできていて、つやつやしているという非凡なところに僕は惹かれていきます。
 また、シリコン製の胸を入れられる構造の巨乳スーツは、「ぴっちりしているだけじゃなくて普通の状態ではありえないことができる!」という変身願望をかなえるものとして着ぐるみとのシナジーを含め十分な説得力があり、現代の技術を用いれば自分の欲しい身体の形を手に入れることができる、という理解と期待をゴムの衣装に対して思っていたりします。
 代表例としては、僕はFGOの秦良玉の着ぐるみをお迎えしましたが、ストーリー上では人類未踏技術によって冷凍保存、復元された英傑という設定があるので、あんなにぴっちりしてるなら布以外の特殊な素材でできた服を着ていることは自然、という飛躍的解釈(→こじつけ)のもと、ラバースーツを発注したという背景があります。SFにはコレだ、という理解と、着ぐるみ趣味がキレイに組み合った場面でした。(なおこの後になって、Weiboその他SNSにおいても、ラバーコスプレを見かける頻度が飛躍的に上がった気がしていて、先駆的な動きだったのかなと思っていたりします)
 こういった背景もあり秦良玉ラバースーツコスプレでえっちなコンテンツは(一応やってはみたが)公開する未来はないと思います。
 ちなみにラバースーツを中々簡単に買えないというところは、なんだかんだ時間が解決していった感じでした。Kurageさんにフルオーダー衣装を注文して死蔵してるあたりは、、そろそろ動きだせる、はず。(これも時期がきたら一気に動く予定)

--- 脚注:
 ※4:人間は全裸に服を着ているからえっちなのである。女性が服を着ていると、そのうちその服がえっちなものとして認識されるように変化していく。例えば学校の制服、体操着、スク水のような。女性の身体や尊厳を守る目的をもって作られた服が、時間の経過とともに逆説的にえっちだと考えらえるようになる例は多い。一方で、プレイスーツはえっちであることが目的であり、先述したものとは過程が逆向きである。この目的のため、子供に対して配慮が必要と考えるのが妥当と考えられる。では、「ラバースーツを着ていて肌の露出がないので健全です」という言説を振りかざす場合、ラバースーツの目的として先に立つべきは子供に配慮が不要なもの(→えっち以外)でなければならない、はずだ。と考えています。子供にこれが何なのか、説明できるかどうかという点は、わりと意識した価値基準ですね。

VRを知る

【キーワード:これ着ぐるみでやったところだ!】
 本当にこれ以外ない(何目線)
 変身願望をかなえることも、自分の理想とする外見に近づけることも、ラバースーツを着たようなSFな見た目になることもできる。しかも簡単に!というところ。
 VRを初体験した人が着ぐるみを初体験した人と反応が一緒なんですよね。ここからしか得らえない栄養素がある。
 このあたりは皆様ご承知かと思いますので、今ここで多くを語る必要はなさそう。

Kurageのワークショップから「僕も作れるんじゃね?」

 【キーワード:手を動かすこと】
 Kurageさんではラバースーツを作る方法を教えるワークショップが開催されていますが、僕も過去に参加させていただき、「ラバースーツはこのようにできている」を手を動かして学びました。
 想像していたより奇麗に作るのは難しいこともわかり、僕の持ってるアレソレって結構すごいのな…と思うなどしたのが当初の感想。
 後になって、そういえばゴム製のコスプレ衣装的なのってあんまりないよな、やってみるか。をきっかけとして、ゴムの衣装づくりを始めました。

結局は変身願望をかなえたかったのだ

 【キーワード:全部繋がってた。包んで仮想化(Virtualization)だ。この先にもまだSFが待ってる】
 人は、なかなか言葉にできないこと、本心を、歌にのせて表現することがありますが、この歌が、自分のものどころか、人間ですらなかったら?
 …ボーカロイドの登場は、この点が新しかった。自身の思いを、初音ミクの声で包んで仮想化した。
 着ぐるみを着ることで、自分が自分でなくなることを知り、自分の内にあるかわいいを表現できるようになった。
 …身体を着ぐるみに包んで、外からわからないように、仮想化した。自分の理想像に近づける行為をこんなにも求めていたことに驚く。
 VRではもはや自分の身体的特徴にとらわれる必要がなくなった
 …仮想空間ではアバターに自分の意識を包んで仮想化しているといってもいいよね。
 
 では、この先は? たぶん、SFの中に答えがある。
 だから、僕はゴムで服を作りたいと思う。それだけです。
 だから、未来ある君たちは、こんな場所にこないほうがいいと思うぞ。少なくとも0.4mmぐらいは離れておこう。